12/13 TOKYOエンデューロ

過去の日誌を見ると2006年12月以来、3年ぶりの昭和記念公園。今回はコーポレーションカップという会社対抗レースへTrek先輩と2名チームで出場。4時間エンデューロ

朝8時15分に実家のはるひ野を出発。昭和記念公園の大会は公園開園時間のお陰で朝がゆっくりなのと、実家から近いので(自走16km)非常に楽チン。でも寒い。多摩サイは例によって逆風。同じレースの参加者らしいロードに抜かれまくる。。。かなりテンション低め。

9時半の開園で入場して大会受付へ。二人ぼっちのささやかな基地を設営して、あとは着替えたりゼッケン貼ったりして、10時過ぎにスタートの場所取り。Trek先輩の機転で2列目を確保できた。

作戦は僕が最初の1時間で先頭のペースに喰らい付き、先輩がペースの落ち着く中盤2時間を踏ん張り、改めて最後の1時間をフレッシュになった僕が締めるという2Pit制。振り返れば、王道の2時間1交代制にしておけば結果は変わっていたかもしれない。

10時半スタート。最初からいいポジションだったので、自分の感覚としては脚を使うことなく、招待選手を含めて10番手くらいでラップを重ねる。感覚的には余裕はあるものの、メーターは結構過激。逆風エリアで38km/h、追い風では48km/hくらい。HRも170拍/分が平気で出ている。いかんなあ、と思い、雰囲気をマッタリさせようと、招待選手とお喋り。んでもあまり雰囲気は平和にならなかった(汗)。
といいつつ、30分過ぎくらいで逆風区間でちょっとペースが落ちたので、8番手くらいからプチアタック(思ってることと行動が違う。。。)。へこへこ前に飛び出したつもりが、気が付くと後ろにゾロゾロっと隊列が。全く無駄足だった。しかも結構ダメージは残り、この周回は中切れ寸前。何とか凌いで、集団後ろに下がり回復を待ち、あとは1時間経過まで目立たずに過ごす。
思ったよりも体が動いたので、あと30分くらいは行けるかな、とも思ったのだけど、当初の予定通り8周、57分程度で先輩にバトンタッチ。

この交代ロスで先輩は当然先頭集団への復帰はならず。苦しいだろうな、と思いつつ、まずは自分の回復/最後の1時間に備えて補給に専念。オニギリ2つと売店のヤキソバ。ちょっと食べ過ぎかと思ったけど、あの心拍数で1時間過ごしたらそれぐらいの熱量は問題ないだろうと。

どうにか落ち着いて携帯で途中経過を見つつ、先輩の応援/戦況視察へ。1時間半経過でピットロスで6位くらいまで順位を落としている。多分ここは、2時間で他チームがピットする際に戻るだろうな。でもウチはもう一回交代するので、そこでどの集団に入れるかがKeyだなと。
先輩の後方3分に先頭大集団が。まだ人数は20人強は固まってる。少なくともこの集団に追いつかれても噛り付いていって貰わないといけない。どうせ、追い付かれるならここで無駄脚を使わずに、温存しといて欲しい。という内容でホームストレートで指示。こういう時は無線が欲しい。

といいつつ、結構先輩頑張ってくれて、先頭集団に飲み込まれたのは最後2時間半を切ってから。この時点で各チームピットストップした影響で、ウチは3位へUp。

先輩は予定通り2時間で15周を走りきってくれて、いよいよ最後の勝負へ出撃。3位で戻ってきてくれたのだけど、ピットロスで先頭集団には追い付くべくもなく、恐らく順位は5位くらいまで落ちてるだろうな、と星勘定。取り敢えずペースの合うパートナーを掻き集めないといけない。
周囲を見回しながらまず1周。3人くらいは集まるも、意思統一出来ない。なんでもっと短時間で回さないんだろう。延々引っ張って、力尽きていくパターンじゃ効率悪いんだけどな、、、と思いつつ、2周を消化して3周目のホームストレートを過ぎたところの直線で、前走者が一瞬減速した。コーナーまではまだ距離があったので油断していたところに前の後輪と僕の前輪がハスり、逢えなく右側に吹っ飛んだ。バイクは何故か左に流れていく。時速は40kmちょい出てたけど、幸い集団も小さく巻き添え事故には至らなかった模様。
まずは路肩に避難して二次災害を避け、怪我の確認。右手のグローブがズタズタに破れたけど、大きな出血は無し。右臀部から着地した様で恐らく擦過傷が痛む。肩や肘の関節に異常無し。何とか身体が動くことを確認して、左右確認して道路反対側のバイクをピックアップ。バイクも前輪/後輪がフレてないこと、ブレーキの効きを確認。若干ハンドルが削れたけど、支障はなさそう。

とチェックして取り敢えず走り出す。ああ、、、このまま地味に尻すぼみで終わるんかな、と凹みながら、でもどうにかペースを戻そうと独走。何とか同じペースの選手を捕らえつつ、前を見る。少しづつテンションが上がってきて、4周目の中盤で前方に比較的大きな団体を発見。必死でペースを上げ、5周目で後ろに到達。ちょうどコラテックの高濱選手が追いつく処で、便乗して集団先頭まで登っていった。
すると先頭は同じくコラテックの松丸選手。このコンビは今年のトライアスロン日本選手権(ロング)の1位、2位。この豪華メンバーのすぐ後ろを確保して、あとは我慢。松丸さんは高濱さんを待っていた模様で、二人揃うと一気にローテーションでペースは上がっていった。ベストなタイミングで最高の列車に乗れた様だ。引いているのはこの二人だけど、ペースは最初の1時間と殆ど大差なし。追い風は50kmくらいまで上がり、付いていくだけで必死。ちょっとした登りでジワッと車間が空き、ボロボロで喰らい付く。前は引けないけど、同じトライアスリートとして、付き切れだけは避けたい。
あ、右手が出血でニュルッとする。血が滲んで白いバーテープが赤く染まってる。脈は180をとっくに越してる。強打した右臀部から下は殆ど感覚なく、一踏み毎に痛みが走る。千切れたい、、、けど、ここで千切れるとずっと後悔する。
こんな感じで残り4周を過ごした。時間は冷静に眺めて、残り13分で計測ポイントを通過したので、これが最後だろうな、と計算。沿道の先輩からは「4位、前まで35秒」との情報。この集団を千切って独走で30秒詰めるのは不可能。恐らく先輩の情報は1周遅いはずなので、ひょっとして、この集団に吸収していて、同タイムになっている→この集団の頭を取る、ことしか3位入賞の目はない、とまずはコラテックの2名に付くことだけを考えた。

最後、本当に格好悪い踏み方で、必死で出しつくし、何とか(コラテックは別として)集団の頭はキープして計測通過。1時間ちょうどで8周。残り6分少々だったので流石にもう1周は不可能、と早々に千切れて流しへ。
気が抜けると右手でハンドルを握れない。上ハンドルで支えながらどうにかピットへ。

待ち受ける先輩から「4位」の知らせが。ああ、勝負弱い自分が本当に情けない。二人の実力からすれば、3位以内は十分圏内だったのに。落車、作戦ミス、、、すんません。。。最初の1時間をもう少し延長して2時間くらい先頭に喰らい付いていけば2位までは上がれたろうなあ。

とはいえ、力を出し尽くせた感覚はあり、苦しいレースの分だけ強くなれるとしたら、相当なトレーニングになったと思う。
流しまで入れての平均時速は38.5km/h、平均脈は168拍/分。最高時速は52km/h、最高脈は192拍/分。多分レース中だけだと丁度40km/hの平均と170拍Overの平均脈だったと思う。
こんなに追い込めるんだ!?というくらい頑張った。

記録 : 3時間54分16秒(31周)
4位、平均39.6km/h

次回、改めてコーポレートカップチャレンジで、今度こそ表彰台!

こんな脈出るんだ?? 小学生みたいだ。脈が上がらない、とボヤいていたけど、やればできるじゃん。

削れたバーエンド。バーテープも血染めになったので交換。エンドキャップも新調しよう。

削れたサドル。これはまだ使えるな。

この他、ヘルメットは割れてご臨終。シューズも少々削れ。こんな派手に落車したのは4年ぶりくらいかも。暫くは擦過傷との闘いが続く。。。

Newヘルメット、何にしようかなー、と早速昼休みにショップを覗くも一番候補のMETはサイズ合わず。。。